中井選手(鹿屋体大)が優勝!全日本自転車競技選手権

(フィニッシュラインで力強いガッツポーズを見せた中井選手)

6月21日から島根県で始まった「第87回 全日本自転車競技選手権大会 ロードレース」は、島根県益田市北仙道地区特設コース(1周14.2km)で行われ、大会初日は女子エリート(128km)と、女子U23(99km)のレースが行われました。
国際ルールの変更を受け、今年から新設された女子U23では、中井選手が優勝し、この種目の初代全日本チャンピオンに輝きました。

特設コース7周回の99kmで争われたレースでは、国際大会「トラックワールドカップ」で2勝を挙げ、実力No.1とも言われる梶原悠未(筑波大学)ら2名が2周目から飛び出し、中井らのメイン集団に一時2分以上のタイム差を着けました。
中井らのメイン集団は、人数を減らしながら中盤ジリジリと差を縮めると、ラスト2周で先頭2名を捉え6名の先頭集団を形成、振り出しに戻します。
ラスト1周で3名に絞られた優勝争いから、残り500mでスパートをかけた中井が、他を引き離し、嬉しい初代チャンピオンに輝きました。

レース後、中井選手は「長い時間をかけて、苦しいトレーニングを続けて来ただけに、欲しかった全日本のタイトルを獲れて素直に嬉しい。次は7月末から始まる世界学生選手権(スペイン)でメダルを狙いたい。」と話しています。

【女子U23ロードレース(99km)結果】
1位 3時間23分48秒 中井彩子 (鹿屋体育大学)
2位 3時間23分51秒 下山美寿々(早稲田大岳)
3位 3時間24分18秒 梶原悠未 (筑波大学)

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