九州総体開幕 陸上では県高校新記録が!

今年夏、鹿児島を中心に南九州四県で開催される全国高校総体につながる「全九州高校総体」が、6月13日に開幕しました。

全競技のトップを切って白波スタジアムで始まった陸上の南九州大会。
全国大会の予選を兼ね、鹿児島・熊本・宮崎・沖縄の4県から、約780人が出場しています。

鹿児島水産3年の有上選手 県高校新を出した投擲

女子ハンマー投では、先月の鹿児島県大会で県高校新記録を出し優勝した、鹿児島水産3年の有上茉那選手に注目が集まりました。学校ではハンマー投の選手は、ただ1人。コツコツと練習を重ね、体調の悪い時期も乗り越えてきました。
その有上選手、3投目を前に別の選手が大会記録を更新します。

「きょうは一投目から体が動いていたので、前の人が大会記録を更新したけど、行けるなと思った。」

そう思った有上選手は、自身の持つ県高校記録を2m45cmも伸ばす、48m92の県高校新・大会新記録でトップに立ち優勝、全国大会への切符を手にしました。試合後、有上茉那選手は「周りに支えてくれる人がたくさんいるので、その人たちのためにも頑張ろうと思った。去年のインターハイでは(32位と)悔しい思いをしたので、今年は50mを越える投擲を見せたいです。」と話しました。

速報タイムを見て、力強い表情を見せた佐藤選手

一方男子400mでは、国分中央3年の佐藤恵斗選手が、苦手な前半で上手くスピードに乗り、県高校新記録で優勝しました。
レース後、佐藤選手は「狙ってはいたけど、出せるとは思っていなかったので嬉しい。きょうのタイムや走りを自信にして、残りの200m・マイルリレーでも全国大会出場を目指して頑張ります。」と話しました。

各種目上位6人の選手らが全国大会の出場県をつかむ陸上の九州総体・南九州大会は、6月16日まで行われます。

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