東京五輪に続く一歩! 県勢がMGC出場権獲得

(レース後の「MGC獲得しました!」の笑顔 第一生命・上原美幸選手と鹿児島銀行・池満綾乃選手)

3月10日に愛知県で行われた名古屋ウィメンズマラソンで、県勢二人が力走し、東京五輪に続く一歩を踏み出しました。

名古屋ドームをスタート・フィニッシュ地点に行われたレースは、2020年東京オリンピック・マラソン日本代表選考会「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」の出場権が掛かる、女子では国内最後のレースになりました。

鹿児島市出身の上原美幸選手(第一生命所属・鹿児島女子高卒)と、池満綾乃選手(鹿児島銀行所属・鹿児島情報高卒)は、出場権獲得が狙える位置につけます。

上原選手は、先頭集団の前を走るなどしながら30キロ過ぎまで先頭集団でレースを展開。終盤、トップ争いからは遅れましたが2時間24分19秒の日本人3位でフィニッシュ。マラソンへの挑戦は2回目・国内初マラソンで、自己ベストを1分27秒も縮める走りを見せ、MGC出場権を獲得しました。

一方の池満選手は、スタート後に出来た第2集団につけます。後半、その集団が縦長になるなか必死に前を追うと、35キロを過ぎたあたりから苦しそうな表情を見せますが、最後まで粘り、日本人6位となる2時間26分07秒でフィニッシュ。去年の同大会で出した自己ベストを5分以上も縮める成長を見せ、MGC出場権を手にしました。

なおレースは、岩出玲亜選手が2時間23分52秒で日本人選手のトップ(全体の5位)、福士加代子選手が2時間24分09秒で日本人選手の2位でした。

東京オリンピックのマラソン代表選手、3人のうち2人を決めるMGCは、今年9月15日に、東京で行われます。

(両監督も笑顔に! 左:第一生命・山下佐知子監督/右:鹿児島銀行・立迫奈津子監督)

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