新天地での一歩に、熱い思い。 ユナイテッドFCキャンプ通信(4)

(スイッチが入った瞬間の眼差しは、ベテランならでは。)

J2開幕戦に向けて春季キャンプに臨んでいる鹿児島ユナイテッドFC。1月31日には、キャンプは折り返しを迎えました。

春季キャンプ4日目は、初めて雨の降る朝となり、選手たちは鹿児島市の鴨池ドームの中で体作りからスタートしました。この日も、三栖英揮コンディショニングコーチの指導で、選手たちが体を追い込んでいました。
そんな中、スタッフとコミュニケーションを取りながら練習に励んでいたのが、新加入のミッドフィールダー・酒本憲幸選手です。練習中には思わず「すごい!」と、トレーニングの効果を吐露する場面もあったベテランは、J1セレッソ大阪で16年間プレーし、今シーズンからユナイテッドFCに完全移籍してきました。
キャンプでのトレーニングの重要性も感じています。

「体がバキバキになるまで自分をいじめていますが、1年間戦える体をみんなで作れていると思う。」
また、時折「きつい」って声が聞こえますが?と訪ねると…
「1年間の「基本」となるキャンプなんで、だれですか?そんなこと言ってたの…口に出したらあかんですよね!」と、時折見せる笑顔は、ベテランの味。

ただ、新天地での新しい1年への思いは、強いものがあります。

「セレッソ大阪に長く居させてもらって、16年間での引退も考えました。そんな時に金監督やユナイテッドFCのクラブの方が声を掛けてくれた。プレーが第一ですが、色々な面でチームをサポートして行けたらと思って頑張ります。」

選手それぞれが、強い思いで開幕を迎えようとしています。

きょうは午後から、JAによる激励式も行われ、県内産の農畜産物が贈られました。
JA鹿児島県中央会の山野徹会長は、「鹿児島県は日本一の農畜産品が多数あります。それらを食べて、元気になって日本一を目指して頂きたいです。」と激励しました。

鹿児島ユナイテッドFCの春季キャンプは2月3日まで、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場で行われます。

関連記事一覧