鹿児島城西が初優勝! 県高校駅伝

全国高校駅伝、通称「都大路」への出場をかけた県高校駅伝大会が、11月2日に、冷たい風が強く吹いた指宿市で行われました。

28チームが出場し、7区間、42.195kmで争われた男子。
注目は、21連覇がかかる鹿児島実業と、今年2月の県新人駅伝で初優勝を果たし勢いに乗った鹿児島城西です。

最長区間の1区では、樟南高校2年の山内が2位・鹿実との差を広げ、トップでタスキを渡します。
出遅れた鹿実は3区。3年生のエース・加藤が気持ちのこもった走りでトップに立ちます。
しかし、その背後に迫っていたのは城西。最後の年にかける漆畑が区間賞の走りで先頭を奪い、チームに勢いをもたらします。
このあと、21連覇を狙う鹿実との差を着実に広げていった鹿児島城西は、2時間8分19秒でフィニッシュテープを切り、初優勝。
歓喜の輪の向こうで、懸命の追い上げを見せた鹿実が、2位でフィニッシュしました。

レース後、4区で逆転に成功した漆畑瑠人選手は、
「絶対に、歴史を変えるんだという強い思いで走りました。」

また、安川元気選手は、
「都大路は、鹿児島県代表として恥じない走りをしたいです。」
と、落ち着いた様子で話してくれました。

一方、5区間21.0975kmに、23チームが出場した女子。
1区では、樟南2年の古川が、リオ五輪日本代表の上原美幸選手が持つ区間記録に迫る走りでトップでタスキ渡し。これで勢いに乗った樟南は、4区まで先頭を独走。
アンカー区間に入る第4中継所では、1位・樟南と2位・神村の差は28秒。
しかし、鹿児島で「駅伝」に出会い、練習からチームメイトを引っ張ってきた神村3年のタビタが前を追い、3連覇を手繰り寄せます。

優勝は神村学園、2位・樟南、3位は鹿児島女子でした。

上位3チームが今月18日に福岡で開かれる九州大会に出場しますが、女子は、結果次第では30回の記念大会枠で全国大会に出場する可能性も残されてます。
全国高校駅伝「都大路」は、来月23日に京都で行われます。

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