新記録樹立も! 第1回 鹿児島県陸上記録会
4月16日と17日に開かれた、今年最初の鹿児島県記録会。
注目を集めた種目が「300m」です。100m・200m・400mと比べ、聞きなれないこの種目。
2020年のかごしま国体から採用されましたが、国体の延期や中止などでいまだ行われず。今年の栃木国体で初めて実施されます。
世界で勝つためには「スピード」が求められるようになった400mの強化や、100・200mの選手が新たに挑戦するきっかけになることも期待されています。
この日は、普段は別の距離を走っている選手たちが「300m」に出場。
男子の高校・一般では400mを専門とする甲南高校3年の行船宏哉選手が自己ベストを更新する34秒25で1位。
一方、女子の高校・一般には、普段は400mと200mに出場している選手で、300mの県高校記録を持つ鹿児島情報高校3年・下野みのり選手がエントリー。「前の大会で県高校新記録を出したので記録更新を目標に頑張った」という下野選手。スタートから勢いよく先行すると、スピードを生かしたまま最後の直線に。自身が持つ記録を0.5秒上回る39秒13の県高校新記録でフィニッシュ。2大会連続での記録更新になりました。
また女子5000m競歩では、県新記録が生まれました。
去年5月に競歩に転向したという神村学園3年の吉留美桜選手は、序盤から新記録ペースで歩くと、これまでの記録を3秒上回る22分28秒42でゴール。レース後は吉留選手は「インターハイ優勝を目標にしているので、そこに向けてひとつひとつ課題をクリアしていきたい」と既に先を見据えていました。
さらに男子800mでは、鹿児島城西高校2年の立迫大徳選手が1分51秒43の県高校新記録をマーク。
それぞれの選手が目標とする大会での活躍が楽しみになる「新記録」が誕生した新年度最初の記録会となりました。