ユナイテッドFC 開幕無敗で3位浮上

サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCは、3月26日に今シーズン初のアウェー戦で勝利。
開幕3戦負けなしです。

鹿児島ユナイテッドFCは、今季J2から降格するも開幕2連勝で勢いに乗る、元日本代表の名波監督率いる松本山雅FCとアウェーで対戦。
立ち上がりから、前線でボールを奪い、テンポよくパスをつなぎ相手ゴールに迫る一方、中盤の争いでボールを奪われ松本山雅に攻め込まれると危ない場面も。前半16分のピンチでは、GKの白坂がナイスセーブで先制を許しません。
すると前半28分、守備のあとの右サイド攻撃で相手ディフェンダー裏にタテに展開すると、2試合ぶりに先発で起用されたサイドバック・星が低く速いクロスボールを送ります。ニアサイドに有田が泥臭く飛び込んだことで相手のオウンゴールが生まれ、ユナイテッドFCが今季初めて先制します。

1点リードで迎えた後半立ち上がり、メンバーもフォーメーションも変えてきた相手のスピードについて行けず押され気味になると、PKを与え、同点に追いつかれてしまいます。しかし、選手たちは落ち着いていました。

五領淳樹選手は、その時のことを振り返り、
「同点にされてからも自然に、『まだ同点だ』とみんなで声を掛け合っていた。勝ち越せると思った。」

その言葉通りディフェンスを組み立て直し攻撃に転じると、後半19分に右サイド星からのクロスボールに米澤が頭で合わせます。この米澤の2試合連続ゴールでユナイテッドFCが勝ち越しに成功。終盤は相手の攻撃を粘り強く抑え、2対1で勝利。開幕から3試合、2勝1分けの負けなしで3位に浮上しました。

試合後、大嶽直人監督は
「同点にされた場面でも、自分たちがやりたいサッカーを作り直して得点につなぐイメージを共有できた。そのサッカーを終始出し続ける形で勝利できたことは本当に大きく、次につながる。」と笑顔で話しました。

また2得点に絡む活躍を見せた星広太選手は
「全体を通して自分たちの流れでサッカーが出来ていたので、チーム一体となって勝ち切れて、いい試合だった。チームが負けなしで来ていることが大事だし、これを続けることが大事。」と気を引き締めていました。

ユナイテッドFCは次の試合もアウェー。
テゲバジャーロ宮崎との「南九州ダービー」で、昨シーズンは無かった3連勝を目指します。

関連記事一覧