神村が2連覇! MBC旗争奪1年生大会


鹿児島県内の高校野球1年生チームの頂点を決める「MBC旗争奪・高校野球選抜1年大会」は、11月21日に姶良市野球場で決勝が行われ、神村学園が連覇を果たしました。

64校42チームの頂点を争う決勝戦は、ここまで3試合全てでコールド勝ちと「打線好調」、8年ぶりの優勝を狙う鹿児島城西と、「全力疾走・全力発声・全力野球」を掲げ連覇を狙う神村学園の対戦に。

試合は2回表。城西がノーアウト2・1塁と先制のチャンスに6番・俣木のライト前タイムリーで先制。さらに3本のタイムリーが生まれ、この回一挙5点を奪います。

追いかける神村は、凡打でも全力疾走。諦めない姿勢を見せると、3点差で迎えた5回ウラ。
3連打で同点に追いつくと、なお1アウト2塁と逆転のチャンスで、バッターは今大会の打率5割越えと当たっている5番・松永。6球目をライト前へ運ぶと、2塁ランナー今岡が判断良く3塁を回りホームイン。神村学園が7対6と逆転に成功します。
これで流れを引き寄せた神村は、6回ウラに秋元のタイムリー。7回には山本がソロホームランと得点を重ねます。

(5回ウラ 逆転となる1打を放つ神村学園 松永優斗選手)

7点を追う城西は最終9回表。2アウトながら3・2塁と得点圏にランナーを進めると、打席には、ここまで3試合で3ホーマーと絶好調の4番・明瀬。しかし、最後はショートフライに打ち取られ試合終了。

全力疾走・安打数で城西を上回った神村学園が13対6で逆転勝利。2年連続5回目の優勝を果たしました。

(ときおり緊張しながらも笑顔で答えてくれた 神村学園1年生チーム・松尾龍樹主将)

試合後、神村学園の1年生チームキャプテン、松尾龍樹選手は、「勝っても負けても全力で行こうと決めていたので、それが結果につながって良かった。1年生が全員レギュラーに入れるか分からないが、入るという強い気持ちを持って春・夏と優勝したい」と笑顔で話しました。

高校野球はこれで今年の公式戦が全て終了。来年夏の「甲子園」に向けて、高校球児たちの冬のトレーニングシーズンが始まります。
新たに生まれたライバル関係も胸に、成長した選手たちの姿が楽しみです。

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