神村学園が全国への切符をつかむ! 男・女高校サッカー

(全国大会出場を掛けた一戦にバックスタンドはほぼ満席 コロナ対策をして「応援」が戻ってきた)

高校生のスポーツはいま、冬の「全国大会」への出場権を掛けた県予選が行われています。
11月7日には鹿児島市の県立鴨池陸上競技場でサッカーの県予選決勝が行われました。

年末に東京で開幕する全国高校サッカー選手権への出場権を掛けた県大会の決勝は、年代別日本代表のFW・福田師王選手(2年)とMF・大迫塁選手(2年)を要し、県内最多タイの5連覇を狙う赤の神村学園と、新人戦・県総体決勝で神村に敗れた悔しさを糧に、厳しい練習を続けて来た青の鹿児島城西の対戦。

前半は、風上に立った城西がセカンドボールへの反応速く、神村学園に自由にボールを持たせず、試合の主導権を握ります。押され気味だった神村も終盤は、球際厳しくボールを奪い、サイド攻撃からチャンスを作りますがゴールネットを揺らせません。

両チーム無得点で迎えた後半。
開始直後から積極的に攻撃を仕掛けた神村は、後半5分。若水が放ったシュートで相手キーパーが弾いたボールを福田が詰め、神村が先制します。これで「硬さ」が取れた神村はその2分後、日本代表コンビの鮮やかなプレー。前線へのクロスボールを福田が胸で落とし、最後は大迫の技ありの一発でゴールネットを揺らし、リードを2点に広げます。こ
れで勢いに乗った神村は、城西の反撃を抑えながら攻撃を仕掛け、後半27・31分と福田が立て続けに得点し、ハットトリックも達成。

(神村は年代別日本代表でもある福田がハットトリックの活躍)

結局、神村学園が4対0で勝利し、5年連続9回目の全国大会への出場権を手にしました。

試合後、抜水昂太キャプテンは「神村らしく攻撃的なサッカーで、見ている人を魅了して、全国制覇できるよう頑張りたいです。」と、来月、新「国立」競技場で開幕する全国高校サッカー選手権への抱負を語りました。
その抜水キャプテンは、大会開幕前にヒザをケガしてしまい、ピッチに立つのが難しい状況でした。そんな抜水選手を「全国一のキャプテンにしたい」と、チームとしてもまとまった神村学園が力を見せた決勝戦でした。

優勝した神村学園は12月28日に、新しくなった国立競技場で開幕する全国高校サッカー選手権に出場します。

(全国でも「魅せる」「攻撃的な」サッカーに期待が集まる神村学園)

一方、大分で行われている「九州女子サッカー選手権」では、今年のインターハイで全国優勝を果たした神村学園が、一・二回戦を快勝しベスト4入り。
2022年1月3日から兵庫県で行われる、全日本高校女子サッカー選手権の出場権を獲得しました。

 

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