京セラがクイーンズ駅伝へ! 

女子実業団の日本一を争う11月の「クイーンズ駅伝」への出場権を掛けた予選会「プリンセス駅伝」が10月24日に福岡で行われ、県勢2チームが出場しました。

6区間、42.195kmで争われるこの大会。今年は出場31チーム中、上位20チームに「クイーンズ駅伝」への出場権が与えられます。県勢は、チーム史上初のクイーンズ駅伝連続出場を目指す鹿児島銀行と、去年は1区でタスキがつながらず悔しい思いをした京セラが出場。

(京セラは社会人2年目の兼友が区間新記録の快走)

レースの流れを左右する1区。
京セラは、社会人2年目の兼友良夏選手が区間新記録の快走で、トップと32秒差の4位でタスキつなぎます。
兼友選手は「去年のことがあったので心配な気持ちもあったが、いま自分が出来る走りは出せた。先頭を走るような、他のチームの先輩方と戦えたことが嬉しいです。」と笑顔でレースを振り返りました。

(鹿銀は1区で16位 クイーンズ駅伝出場圏内でのスタートとなった)

一方の鹿銀は、倉岡奈々選手が出場権獲得圏内の16位でタスキを繋ぎます。
ここまでは、両監督が思い描いた通りの展開に。しかしこの後、両チームとも、順位の変動が大きく、苦しいレースとなり、なかなか順位を上げられませんでした。

トップに立ったのは、大会新記録ペースでレースを進めた資生堂。アンカーを任されたのは鹿児島女子高校卒で屋久島町出身の前田海音選手。

(チームの先輩からの優しい言葉で力走した前田海音選手 更なる成長を誓った)

前田選手は、着実にタスキを運ぶと2時間16分41秒の大会新記録でフィニッシュ。
レース後、前田海音選手は「まずは1位でゴールできたのは、ほっとしています。もっと自分も力をつけて、チームの力になれるような走りをしたいです。」とクイーンズ駅伝への思いも話しました。

(笑顔で優勝のフィニッシュテープを切る資生堂の前田海音選手)

県勢で先にフィニッシュテープを切ったのは、レース中盤に苦しい展開にはなった京セラ。
クイーンズ駅伝出場圏内の16位に入り去年の無念を晴らしましたが、レース後は悔しさをにじませました。京セラのアンカーを務めた中島愛華選手は「残り1ヶ月でしっかりチームを立て直して、クイーンズ駅伝では、もっとしっかり戦えるように頑張って行きたいです」と思いを新たにしていました。

(京セラは去年の悔しさを晴らす16位 ただ、喜びではなく反省の言葉が多く聞かれた)

一方、鹿児島銀行は24位で、初の2年連続でのクイーンズ駅伝出場はなりませんでした。

(この大会では自身初となる長い距離への挑戦となった鹿銀アンカーの久保選手 来年のレースでの雪辱を誓った)

京セラが出場権を獲得した「クイーンズ駅伝」は、11月28日に宮城県で行われます。

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