センバツ出場目指して!ベスト4出揃う 秋の県大会 

(準々決勝2日目は雲に覆われる時間もあったものの、10月とは思えない暑さの中での秋の県大会となった)

来年春の「センバツ大会」につながる、秋の高校野球鹿児島県大会はベスト4が出揃いました。

10月8・9日の2日間、鹿児島市の平和リース球場で行われた秋の県大会の準々決勝。
センバツ大会出場の1つの目安となる「九州大会出場」は2校。決勝進出が条件となっています。

初日・10月8日の第1試合では、鹿児島城西と鹿児島玉龍が対戦しました。
試合が動いたのは2回表。城西はノーアウト2塁のチャンスで5番・1年生の明瀬がレフトオーバーのタイムリーヒットを放ち先制に成功すると、この回だけでヒット5本を集め4点を奪い、試合の主導権を握ります。

(1年生にも注目選手が多い城西が準決勝へ 打者は明瀬の先制シーン)

明瀬は7回にも、先頭バッターでレフトオーバーのソロホームランを放つ活躍を見せます。
反撃したい玉龍は7回ウラ、ヒットや四死球でノーアウト満塁のチャンスを掴むと、6番・堂本にライトへの犠牲フライが生まれ1点を返しますが、後続続かず。結局、8回にも3点を追加した鹿児島城西が10対1の8回コールドで、ベスト4一番乗りを果たしました。

初日の第2試合では、国分中央と鹿児島南が対戦。
初回、セオリー通り先制に成功した国分中央は、3回から5回にかけて着実に得点を重ねます。投げては、国分中央の先発・安藤が相手打線を散発4安打に抑えるピッチングを見せ、6対0で国分中央がベスト4進出を決めました。

準々決勝2日目・10月9日の第1試合も公立校同士の試合で、川内と大島が対戦しました。
初回から力強かったのは、大島。5番・中のレフト前タイムリーヒットで2点を先制し、持ち味の攻撃でリズムを作ると、2回から4回にも得点を重ね13対0で5回コールド勝ち。
大島注目の左腕・大野は、打者19人に対して2安打完封の投球が光りました。

(樟南は、小技も光る攻撃力で得点を重ねた)

そして、ベスト4最後の1席を掛けて戦ったのが、今年夏の甲子園に出場した樟南と鹿児島。
試合は初回から動きます。樟南は1アウト2・1塁のチャンスで、5番・1年生の茶園が右中間を破るタイムリー3ベースヒットを放ち先制。続く森にもタイムリーが生まれ、この回だけで4点を奪います。
樟南はさらに追加点を奪ったあと、4回にも2ベースヒット2本を含む3連打などで相手を攻め立て5点を追加。4回までに10対0と大きくリードを広げます。
反撃したい鹿児島でしたが、樟南投手陣の前に攻撃の糸口が見えず無得点。結局10対0の5回コールド勝ちで、樟南がベスト4に駒を進めました。

【準々決勝の結果】
10月8日(金)
♦ 鹿児島城西 10-1 鹿児島玉龍(8回コールド)
♦ 国分中央   6-0 鹿児島南
10月9日(土)
♦  大島   13×-0 川内(5回コールド)
♦  樟南   10×-0 鹿児島(5回コールド)

秋の高校野球・鹿児島県大会は試合日程が順調に進めば、九州大会出場校の2校が決まる準決勝が11日(月)。
3位決定戦が12日(火)で、決勝は10月13日(水)に予定されています。

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