全国で一番厳しい決勝戦 県高校女子サッカー選手権

(西日が強くさす中での決勝戦)

冬の全国大会「全日本高校女子サッカー選手権」につながる鹿児島県大会の決勝戦が、9月20日に南さつま市で行われました。

決勝戦は、今年夏のインターハイで初の全国制覇を果たした赤のユニホーム・神村学園と、水色のユニホーム・鳳凰のライバル対決に。
前半立ち上がり、球への寄りの速さや粘りを見せた鳳凰が、神村の攻撃を押さえます。
それでも、徐々にパスがつながり始めた神村は、前半38分に縦への速い攻撃からゴール前のボールを押し込み先制。神村の1点リードで試合を折り返します。

(キックオフは緊張の瞬間)

次の1点が試合の流れを左右する展開の中、後半11分に右サイドからのコーナーキックのチャンスをつかんだ神村は、キッカー黒木の正確なボールに、中央で長身ディフェンダーの神水流が頭で合わせて追加点。
さらに後半33分にも、全く同じ形でコーナーキックから追加点を奪い、全国女王の神村が3対0で勝利しました。

(全国で初めて頂点に立った神村学園)

試合後、神村学園の愛川陽菜キャプテン(2年)は、
「自分たちのサッカーを、また全国に知ってもらえるように、一からやっていきたいです。」と、夏・冬の二冠を見据えました。
また、鳳凰高校の松尾由帆キャプテン(2年)は、
「一試合一試合を大切に勝ち進んで、絶対に全国の切符を取りたいと思います」と、九州大会への思いを語りました。

決勝で戦った両校は、11月に大分で行われる九州大会に出場し、上位4チームに与えられる全国大会出場権を目指します。

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