夏、初陣の行方は…。 夏の高校野球県大会
夏の甲子園出場を目指し熱戦が続く 「全国高校野球選手権 鹿児島大会」。
7月11日は、2回戦の6試合が行われ、奄美と鹿児島城西の試合では、監督が夏の大会の初陣を迎えました。
試合前の円陣で 「勝利をつかんで来い!」 と声を掛けたのは、鹿児島城西高校の佐々木誠監督。
佐々木監督は、プロ野球のダイエーや西武などで活躍。今年1月に、城西高校監督に就任し、この日が夏の大会の「初采配」となりました。
そんな試合は、初回から動きます。1回ウラ、鹿児島城西は、2アウト3塁のチャンスで4番・宮脇がセンター前へタイムリーヒットを放ち、先制します。
一方の奄美も反撃。5回表、2アウト3塁のチャンスで、8番・中村がライト前へのタイムリーヒットを放ち同点とします。
続く5回裏、鹿児島城西は1アウト2塁1塁のチャンスで再び4番・宮脇に回ると、左中間を破るタイムリーヒットが生まれ、相手の送球がそれる間に、一気に3点を奪います。
投げては城西の2年生エース小峯が、伸びのあるストレートで奄美から9つの三振を奪い完投。6対1で鹿児島城西が勝利しました。
試合後、鹿児島城西高校の佐々木誠監督は、
「何十年ぶりの高校野球なので、1試合勝つことがこんなにしんどいとのかと思って疲れた。彼らが力を発揮できるように何とかサポートしてあげたいと思うし、勝ちながら成長できる彼らを見たい。」と、夏の初陣を飾り、充実した表情で話していました。
【7月11日(水)の結果 2回戦】
<県立鴨池球場>
出水中央9−0隼人工業(7回コールド)
鹿児島城西6−1奄美
種子島6−2川薩清修館
<市民球場>
樟南第二10−3鹿児島第一(7回コールド)
加治木6−3加世田
古仁屋18−0鹿児島修学館(5回コールド)