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南九州市が「貯筋運動」に取組むことに

6月18日・19日に南九州市で開催された「貯筋運動指導者講習会」。
これは、南九州市が今年度の新規事業として開催したもので、今後指導にあたる市の保健師・看護士、スポーツ推進員など、およそ60人が参加して行われました。

初日は講義を受け、2日目は準備運動から実際に参加される方をイメージしたレクリエーション、そして実際の「貯筋運動」のポイントを押さえた練習とみっちりの2日間でした。

そもそも「貯筋運動」とは、鹿屋体育大学の福永哲夫学長が考案した、イス1つあれば簡単にできる自重を使った筋力トレーニングで、器具を使わない手軽さと、継続することで得られる効果(※1)から注目が集まっています。

実際に参加した方は、「難しいこと(運動)は高齢の方はできないのですが、これは簡単で高齢化が進む地域にも取り入れやすい運動だと思った。」「簡単な動作で、どこに力がかかっているかがしっかりと伝えることができるので効果的な動きになると思う。」などと、体験してすぐに、地域に広げていくためのメリットを感じたようでした。

また、この運動を市全体に広めようと講習会を開いた南九州市健康増進課 健康推進係の塗木智子係長は、「どこの市町村でも、介護予防という点で、地元(=地域の皆さんが歩いてこれるような距離感のところ)で、運動をしながら、みんなが集まるような場を設け、そこでの運動を通して元気になってもらいたいうという運動を広めている。そのなかで南九州市では貯筋運動に取組んでみようと思った。そして、その運動を材料に近所の皆さんが互いに声を掛け合うことが出来るような「地域づくり」につながればと思います。」と話しました。

広く市民に知ってもらう為に、南九州市では、秋以降に一般向けの貯筋運動教室を考えているということで、これからの動きにも注目です。

※1⇒特に下肢(足)の筋力がつく、もしくは減少に歯止めがかかる研究データが出ている

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