県高校総体が史上初の中止に

新型コロナウイルスの影響により5月下旬からの予定を延期し、6月からの開催で検討が続いていた「鹿児島県高校総合体育大会」の中止が決まりました。

県高校体育連盟は5月13日午前に鹿児島市で、2回目となる常任理事会を開催し、県高校総体の開催可否について予定時間を延長して協議しました。
その結果、現状では(1)部活動が再開されたものの、制限付きの活動で、チーム練習などが出来ない(2)十分な練習量が確保できず、けがや熱中症の可能性が拭えない(3)競技特性で「3密」の回避が困難な競技があることなどから、県高校総体の中止を決めました。

県高校総体は、例年、選手・関係者を含め約16000人が参加する大会で、今年は新型コロナの影響で、一旦は6月からの開催に延期され、夏の時季に32競技が行われる予定でした。大会が中止となるのは、県高体連が設立された1968年以降で初めてです。

会議後の記者会見で県高体連の石田尾行徳会長は「高校総体は「自己の可能性」への挑戦の場であり、命を懸ける冒険の場ではないということを、第一優先させて頂きました。これまで一生懸命に部活動を頑張ってきた生徒(3年生)に対し、何らかの形で区切りとなる場を設定したいと考えています。」と、思いを伝えました。

なお、冬に開催予定の駅伝とラグビーについては、今後の状況を見て判断するということです。

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