鳳凰が11年ぶりの優勝! 県高校女子サッカー新人戦
1月22日に南さつま市で鹿児島県高校新人女子サッカー大会の決勝戦があり、PK戦の末、鳳凰が11年ぶりの優勝を果たしました。
南さつま市の桷志田サッカー場で行われた、県高校女子サッカー・新人戦決勝。
第1シードで冬の全国大会で優勝を果たした神村学園が出場辞退となったなか、決勝では鳳凰高校と鹿児島女子高校が対戦しました。
試合は序盤から、部員不足により8人で試合に臨むことになった鳳凰が劣勢となりますが、ゴール前を固く守り、鹿女子に決定機を作らせません。
両チーム無得点で迎えた後半アディショナルタイム。鳳凰のGK中野がスルーパスに抜け出した鹿女子の藤元と交錯し一発退場。これで鳳凰は7人となり、さらに数的不利になり、GKも急遽、DFの長野が務めることに。
鹿女子はこのファールで得たフリーキックのチャンスに、キャプテン・出口が絶好のシュート。しかし、代わってGKに入った鳳凰の長野が好セーブを見せ最大のピンチをしのぐと、試合はそのまま両チーム無得点で延長戦に入ります。
試合は20分の延長戦でも決着がつかず、PK戦に。
6人目まで両チームが成功する中、鹿女子の7人目を鳳凰GK・長野が止めると、後攻の鳳凰は7人目も落ち着いて決め試合終了。数的不利から終始劣勢だった鳳凰が耐え抜いてPK戦で勝利し、11年ぶり4回目の新人戦制覇を果たしました。
試合後、鳳凰の上村綾菜キャプテンは「1年生5人・2年生3人と人数が少ない分、初めから全員が2人分以上の働きをしようと声をかけていた。このチームは団結力はどこにも負けない。次に向けてまた練習をしっかり行う」と話しました。