神村学園が3連覇 県高校新人サッカー大会

(勝敗のカギはセットプレーにあった)

鹿児島県の高校スポーツの新人戦が終盤を迎えています。
男子サッカーの決勝戦では神村学園と鹿児島城西が対戦。先月、全国高校サッカー選手権で初戦敗退の悔しさ味わった神村学園も、新チームで再始動しました。

1月22日に行われた決勝戦。3年ぶりの優勝を狙う鹿児島城西と、去年の新人戦・県総体・高校選手権県予選の主要3大会を全て制した神村学園が対戦しました。
試合前のピッチで、ひときわ大きな声を出しチームを鼓舞していたのが神村学園の新キャプテンで年代別日本代表でもある大迫塁選手。全国で再び悔しい思いをしたくない…と、チームメイト一人一人に声を掛ける姿からも、その思いが伝わってきました。

試合は、立ち上がり、青の鹿児島城西が球際厳しく詰め寄り主導権を握ります。すると前半8分に敵陣での相手のミスを逃さなかった城西の前田。ボールを奪うと、そのままドリブルで持ち込みシュート。鹿児島城西が先制します。
しかし、その1分後。神村学園は、左サイドの西村からのクロスボールに中央で、もう一人の年代別日本代表の福田が合わせ同点に。
試合は激しい点の取り合いになり、前半だけで両チーム合わせて5点。前半終了前に得点を決めた鹿児島城西が3対2とリードして試合を折り返します。

後半、勝敗を分けたのはセットプレーでした。
神村学園は後半17分のCKにキッカーは大迫。インスイングのボールにニアサイドへ途中出場の1年生・西丸が飛び込みヘディングシュート。これで同点に追いつきます。すると6分後にも、全く同じ形で神村学園が逆転に成功。
さらに試合終了間際にもコーナーキックから追加点を奪った神村学園が、新チームを発足したばかりにも関わらず精度の高いセットプレーを見せ5対3で勝利し、新人戦3連覇を果たしました。

試合後、神村学園の大迫塁キャプテンは「まだまだ出来るという気持ちの方が強い。鹿児島県内では確実に勝って、全国で勝てるチームにしていきたい。」と今シーズンの目標を語りました。

(敗れた鹿児島城西は、球際の厳しさ、ボールへの執念では神村を上回った時間が多かった)

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