まさかの逆転負け ユナイテッドFC
今シーズン初の連勝を掛けたホームゲームで、鹿児島ユナイテッドFCは最下位相手に、まさかの展開となりました。
ここまでJ3リーグ8位につける鹿児島ユナイテッドFCは、6月6日にホームで15位・最下位のカマタマーレ讃岐と対戦。ユナイテッドFCは立ち上がりから積極的にサイド攻撃を仕掛けると、前半5分には短いパスの交換から衛藤が、相手のオウンゴールを誘う速いクロスを入れ、先制に成功します。
この勢いのまま追加点を奪いたかったユナイテッドFCですが、ボールを保持するものの、相手のプレッシャーが強くなると、なかなかシュートチャンスを作れません。
すると、1点リードで迎えた後半。流れを作れずフラストレーションが溜まっていたチームは、後半7分に酒本がラフプレーで退場となり、ひとり少なくなってしまいます。ユナイテッドFCは数的に苦しい展開のなか、GK白坂らが落ち着いた守備でしのいでいましたが、後半22分にすきを突かれて同点に追いつかれてしまいます。このあと、反撃のチャンスを作れなかったユナイテッドFCは、試合終了間際のコーナーキックから失点し、終戦。
今季初の連勝を狙ったはずが、1対2で、最下位相手に、まさかの逆転負けを喫しました。
試合後、GKの白坂楓馬選手は「たとえ1人少なくなっても、一人ひとりが110%、120%の力を出してはね返す力が上位に勝ち上がるチームは必要だと思う。」と素直に力不足を認め、次の試合に向けて気持ちを切り替えました。
またフル出場したDFの田辺圭佑選手は「後半は自分たちで流れを壊してしまい、1点を守り切れなかっただけでなく、勝ち越し点も与えてしまった。クロスやセットプレーでやられてしまうのは元々チームの課題だった。そこでやられてしまったのは力が足りていないということ。この敗戦を引きずらず、天皇杯で勝利して、リーグ戦の勝利につなげていきたい。」と気持ちを切り替えていました。
敗れたものの、順位は8位をキープしたユナイテッドFC。
次の試合は、あさって9日の天皇杯2回戦で、J1アビスパ福岡と対戦(@福岡)。
リーグ戦は今月13日で、アウェーで10位のアスルクラロ沼津と対戦します。