今週は、薩摩琵琶制作の復活への思いと活動について、薩摩琵琶制作研究の会事務局の濱田眞民さんにお話を伺っています。
薩摩琵琶の制作復活の先に描く夢について、濱田さんは・・・
(濱田さん)
この伝統ある楽器を鹿児島の人に受け継いでいただける。そして私のことで言えば、正風会の弾法が引き継いでいかれる。
薩摩の琵琶を世界に発信できるような技量の持ち主になってほしいというところですよね。それで観光客をどんどん誘致できるような、鹿児島が誇れる楽器であるということになっていければいいなと・・・。
先人から受け継いだ技と文化を、地域の中で次の世代へ受け継ぐということは、まさに郷中教育そのもの、と濱田さんは言われます。
薩摩琵琶制作研究の会では、琵琶制作のほか、古い音源のデジタル化や文献の収集など、薩摩琵琶に関するあらゆるデータの調査、収集も手がけています。また、使われずに眠っている古い琵琶の調査も今後進め、保管状態の良くない楽器を修復することも考えています。
ただ、活動には人手や時間、資金も必要とするため、一朝一夕に進めることができないのも実情です。復刻した薩摩琵琶の販路の確保も課題としてあるそうです。
会の活動に関するお尋ねなどは、
鹿児島神社内「薩摩琵琶制作研究の会」 電話:099-222-9380へご連絡ください。
この機会に、薩摩の心にふれてみませんか?
※薩摩琵琶の音色は、今回の放送でご紹介しています。放送後1週間以内なら「ラジコ」でお聴き頂けます。ぜひお楽しみください!