今週は、ラジオをお聞きの皆さんからいただいたメッセージの中からご紹介しています。
今日は、RN.鰻玉丼さんのお便りです。
毎朝…とは言いませんが、家事をしながら、またある時は通勤の車の中で、聞かせていただいています。
私は、かるた取り大会の時にも出場していた紫原小学校の卒業生です。
そして、現在、高1と中2の二人の娘も、その紫原小学校を卒業しました。
娘たちが学校からもらってくるプリントには、毎週決まって日新公のいろは歌が一首ずつ、きれいな筆文字で印刷されていました。
娘二人で合計8年間、いろは歌に毎週接していたはずなのに、私ときたら、いろはのい、つまり、
「いにしへの 道を聞きても唱えても わが行ひにせずばかいなし」
という歌くらいしか覚えていませんでした(!)。
娘たちも同じようなものかな・・・と思っていましたが、この番組きっかけで、「日新公のいろは歌、覚えてる?」ときいてみましたら、あらビックリ!
二人とも好きな歌や心に響いた歌をいくつも詠みあげるではありませんか。
そういえば、毎年冬のかるた取り大会では、何枚取れた!とか、今年はクラスで優勝するかも、見にきてね!!とか、嬉しそうに話してくれていました。
失礼ながら、普段の生活態度にいろは歌の教えが反映している…ようにはとても見えない娘たちですが、心の隅にはちゃーんと刻まれていたのですね(笑)。
私が小学生だった遠い昔には、郷中教育なんて言葉も知らず、いろは歌を教えてもらった記憶もありません。
でも、私たち親が知らなかった薩摩の昔ながらの教えを、平成生まれの子供たちが身につけ、さらにその次の世代に伝えていってくれるとしたら本当に心強く、嬉しいことだと思います。