【#10】Keithland 甲原和憲さん
このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。
地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。
今週は、「手作りのクラフトコーラで島の元気を支える人」、ご紹介します。
今回のささえびとは、
喜界島で「トバトバコーラ」というコーラを製造・販売しているKeithlandの甲原和憲さんです。
福岡ご出身の和憲さんと、
地元喜界島ご出身の真子さんご夫妻が、喜界島で手作りしていらっしゃいます。
🍹「トバトバコーラ」とはどんなもの?
スパイスを14種類調合し、在来種の島みかん、島の粗糖を使った「ボタニカルなコーラシロップ」です。
元来コーラは薬のような役割をしていました。
その元来のコーラのような、自然由来のコーラを手作りで製造しています。
コーラシロップですので、炭酸水で割ったり、ミルク🥛で割って「チャイ風」にしたり、
アイスクリームにかけたりと、幅広く楽しめます。
→スパイスティーみたいな感じの香り、チャイのような香りがします。
「チャイがお好きな方は絶対好きだと思います」と甲原さん♪
🍹トバトバコーラの「トバトバ」ってどういう意味なんですか?
トバトバは、消滅危機言語に指定されている喜界島の方言で
「うきうき、今にも飛び立ちそうな様子」という意味です。
今ではあまり使われず、知っている方も少ない単語です。
消滅していく文化をすくい上げて、少しでも次世代に残していけたらという思いから、この名前を付けました。
🍹そもそも、喜界島で「コーラ」を作ろうと思ったきっかけは・・・?
夫婦ともにシンガポールで6年ほど働いており、その際にスパイスに魅了されました。
ハーバルドリンクといったハーブや漢方を使った健康ドリンクも身近にありました。
帰国をして、結婚報告で妻の実家の喜界島に訪れた際、
島みかんが食べられずにボトボト落ちている様子を見て、食糧ロスだと感じました。
それなら、スパイスと島みかんで何か作れないかな?と思ったことがきっかけです。
🍹島みかんって、喜界島では多く植えられているんでしょうか?
喜界島には3種類以上の島みかんがあります。
昔から、子供が生まれたりすると記念として家の庭に島みかんの木を植える文化があります。
台風も多い島では、大切な食糧になっていました。
中でも、私たちの多く収穫させていただいている「シークー」という種類は、香り高く酸味が 強めな島みかんです。
今ではスーパーで甘いみかんも出回っていますし、食べられる機会がぐんとなくなってしまいました。
多くのシークーが食糧ロスになってしまっています。
🍹材料になる島みかんは、どうされているんですか?
民家を一軒ずつ周り、消費されていない島みかんを買い取らせてもらっています。
脚立を持ち込み、夫婦で一つ一つ丁寧に摘み取らせてもらっています。
島みかんの木に登れるようになりました。🍊🌳✨
みかんの香りに包まれ、とても爽やかな気持ちの中収穫させてもらっています。
🍹島の皆さんも喜んでいらっしゃるのでは・・・?
みかんを摘み取る時に、オバーたちから、みかんの木の思い出話を聞かせてもらったりする機会もあります。
こちらもうれしい気持ちになります。
🍹これからどんな風に喜界島を盛り上げていきたいですか?
私たちは「コーラで離島活性化」を目標に掲げています。
今年の夏は、喜界島の認知度アップのために
1本でもたくさんのトバトバコーラを全国にお届けできたらと思っています。
島に雇用を生み出せる企業になり、人口増加に少しでも貢献できたらと思っています。
トバトバコーラのホームページ をご覧頂くと、ネットから購入できる他、
購入できるお店などの情報も詳しくご覧いただけますよ!
甲原さん、
うきうきするようなおいしいトバトバコーラで、
喜界島をいっぱい盛り上げて下さいね!
楽しいお話をありがとうございました。