入来小学校のジュニアガイドと歩く「入来ふもとのひなまつり」

薩摩川内市入来町にあります武家屋敷群で3月3日(土)に開催される、「入来ふもとのひなまつり」について、入来ふもとのひなまつり実行委員・森満咲子さんにお話を伺いました。

「入来ふもとのひなまつり」とは?

入来麓武家屋敷群内にある『旧増田家住宅』で、毎年恒例となっています、ひなまつりイベント(※雨天決行)。入来の伝統行事「かえんそや」をご覧いただけたり、琴や三味線の演奏、昔話の読み聞かせ、女の子の着物ショーや入来小学校のジュニア歴史ガイドによる解説が行われます。
旧増田家住宅は、大正末期から昭和にかけて眼科医をしていた増田家を再現し、公開施設として平成25年にオープンした建物。明治6年頃に建てられたおもてとなかえ、大正7年の石蔵、大正期につくられた浴室便所で構成されており、かやぶき屋根のとても風情のある建物です。

入来の伝統行事「かえんそや」

入来の町集落周辺で、江戸末期のころから続いているひな祭り行事。女の子たちが晴れ着でお菓子を詰めた重箱をもちよって「かえんそや(交換しましょう)🎎」といいながら換えっこをして楽しんでいたことが由来。当日は入来の1才から小学校6年生までの女の子たち25人が自分たちのお家で作った和菓子を持ち寄って実演!

また、この日は地元の「かやぶき庵」というグループの方々がひなまつり菓子の販売も行います。また3月15日(木)までは、武家屋敷群内にある「入来郷土館・入来麓観光案内所・IRIKI hearts・武家茶房Monjo・旧増田家住宅」で、ひな人形の展示を行っているので、散策するのもおすすめです。

まるでプロ?入来小学校のジュニアガイドの皆さん

「入来小学校のジュニア歴史ガイド」は、入来小学校の3年生以上の児童16名。会場の増田家のことや、かえんそやについてわかりやすく説明してくれます。入来小学校は旧増田家住宅の近くにあって、誕生から148年間も続いている県内で3番目に古い、歴史を誇る学校。清色城の大手門、お濠などが今も残っていて、学校の概観も、城をイメージした瓦屋根になっています。

お問い合わせ

お問合せ先 入来郷土館内の入来麓伝建地区協議会
電話番号 0996-44-5311

アクセス方法

鹿児島市内から・・・国道3号線を小山田交差点で右折して、県道328号線に入っていただき、そのまま道なりに車で40分ほどです。駐車場もあります。

 

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