アクア・キングダム スピノサウルスと水に還ったどうぶつたち

毎週金曜日にご紹介する県外のお出かけ情報。

今回は、北九州市立いのちのたび博物館で開催中の

『アクア・キングダム スピノサウルスと水に還ったどうぶつたち』について、

学芸員の大橋 智之さんにうかがった。

 

脊椎動物が進化する過程で、祖先が陸上で生活していたが、

その後水中生活に適応した爬虫類・鳥類・哺乳類などを

500点以上の化石・骨格標本・はく製などで展示している。

絶滅してしまったものから、今も生きているものまで、

水の中で生きている動物の凄さや特徴などを学ぶことができる特別展だ。

 

そもそも脊椎動物の進化は、魚から始まった

そのまま水の中にいるものと陸に上がったものと分かれ、

陸に上がっていた祖先が「生活の場をもう一度水中に戻した」ものがいる。

たとえば、哺乳類ではクジラ、爬虫類ではワニやカメ、鳥類ではペンギンたちだ。

そういった進化の過程を踏まえて、それぞれの特徴を見ると面白い。

 

また、タイトルにもあるスピノサウルスは、

映画「ジュラシックパーク」にも登場した、全長約15メートルの史上最大の肉食恐竜である。

そのスピノサウルスの背中の帆のような骨の役割は、未だ解明されていない。

実は水中で泳ぐような生活をしていたのではないかと考えられている。

今回は、スピノサウルスの全身復元骨格を、水中で泳いでいるように展示している。

えっちゃんも大好きだという「いのちのたび博物館」は常設展も人気が高く、

楽しみながら学ぶことができる、エンターテインメント博物館。

大人も子どもも、ワクワク・ビックリしながら、古代の生きものたちの世界にタイムスリップできる。

 

『アクア・キングダム スピノサウルスと水に還ったどうぶつたち』は、2月25日(日)までの開催。

開館時間:9時~17時  会期中は無休。

アクア・キングダムの観覧料:大人500円、高・大学生:300円、小・中学生:200円

常設展も観覧できるお得なセット券もある。

問い合わせ:093-681-1011(いのちのたび博物館)

 

1月5日11時40分ごろ放送 「たんぽぽ倶楽部」たんぽぽお出かけ隊より

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