薩摩焼フェスタがスタート 「無地の薩摩焼」の話
11月29日(水)~12月3日(日)鹿児島県民交流センターで、「第28回 薩摩焼フェスタ」開催。
実行委員のみなさんに電話をつなぐ1週間。尾前政人さんが登場。
尾前さんの窯は、鹿児島市内の中心部、与次郎にある「薩摩焼窯元 玉陶山(ぎょくとうざん)」。
与次郎ケ浜が埋め立てられた1953年(昭和48年)に建てられた。
煙突があるため、煙が出るので、当時は珍しかったとか。
3人兄弟の末っ子の尾前さんは、2代目。
玉陶山は、白黒両方の薩摩焼を扱っている。
薩摩焼は一般的には、器の形を作って窯で焼く人と、
窯から出した器に花などの絵を描く絵付師との分業だ。
尾前さんは、作る人。個人的には白薩摩に魅力を感じている。
しかし・・・白薩摩は、若い人たちにとって、なじみが薄い。
それは、材料が高価だったり、絵付けに金を使用しているので
電子レンジが使えなかったり・・・という不便さがあるためではと、尾前さんは考えている。
そこで、全く絵をつけない真っ白い「無地の薩摩焼」を提案。
湯飲みなどは、茶渋が付きにくいように、コーティングもほどこした。
若い人たちも普段使いできる無地の薩摩焼も、素敵だと思う。
ところで尾前さんの窯元は、1階が教室、2階が工房になっている。
以前、えっちゃんは立ち寄って、陶芸体験をしたことがあるんだそう。
和やかな雰囲気の中での作品つくりだったと懐かしそうなえっちゃんに、
「お茶のみをしながら陶芸をするというのが、うちのモットー」と話す、尾前さん。
ぜひ、工房にも立ち寄ってみたい。
・・・と、その前に「薩摩焼きフェスタ」へGO!