今週は紹介した俳句の中から「ハノハナ」のお話
実は植物図鑑では「ハノハナ」はないそう。
「セイヨウアブラナ」または、「セイヨウカラシナ」。
共に「セイヨウ」という名前がついていますが、「ニホンアブラナ」もあるそうです。
アブラナは、ヨーロッパの原産で、アブラナから、カブ、ハクサイ、コマツナなどが生まれました。
アブラナ科の植物の種から油を絞って使っていたからだと
江戸時代には油をとる目的で盛んにアブラナが栽培されるようになりました。
因みにこの時代は、部屋の明かりに使われていたそうで、それ以前は魚の油をつかっていたとか。
これは臭いがきつそうですね・・・
このセイヨウアブラナ、明治時代になって日本に入ってきましたが、ニホンアブラナよりも多くの油が採れたそうで、日常生活に必要なナタネ油を採るために重宝されたのでしょうね。
今週は俳句の中に出てきた「ナノハナ」のお話でした。
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