「お口ぽかん」皆さんは知っていますか?
日常的に口が開いている状態を「お口ぽかん」と呼ばれて、色々なリスクがあると言われています。
近年、増えているようです。
なんとなくぼーっとしている状態というイメージはありますよね。
専門家のお話では、発育中の子どもが口を開けたままだと、上下の顎のかみ合わせや舌の位置に異常が生じて、歯並びを悪化させ易いとのことです。
口を開けていますから、口の中が乾燥するために菌の繁殖などで虫歯や歯周病になるリスクが大きくなるそうです。
いろんなリスクがありますね。
全国疫学調査があり、2021年に発表されていますが、その調査によると「お口ぽかん」の割合はなんと 30.7%。
でもそれが病気になる可能性があると知らない保護者は70.2%にも上るそうです。
「お口ぽかん」が増える原因は、コロナ下のマスク着用で鼻で呼吸がしづらいので、口呼吸をしてしまうことが挙げられます。
更に、若い人も含め、口周りの筋力低下が大きな理由だそうです。
若い人が好きな食べ物を想像すると、柔らかい食べ物が多いですよね。
柔らかい食べ物だと噛む力が育たない。口笛が吹けない、うまく麺をすすれない、ガムを噛むと顎が疲れる子どもたちが多い。
そんな時は、「あいうべ体操」もお勧めです。
⓵「あー」と口を大きく開ける。
②「いー」と横に大きく開ける。③「うー」と強く前に突き出す。
④「べー」と舌を突き出して伸ばす。
お子さんの口に注意を配り、予防策として、ご家庭に合った方法で頑張ってください。
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