慶応4年4月16日 大鳥圭介ら新政府軍と戦闘
きょうは慶応4(1868)年4月16日です。
旧幕府の歩兵奉行・大鳥圭介が率いる軍勢は、下野国小山で新政府軍と遭遇し、戦闘になりました。
戦いでは、旧幕府軍が東山道軍・香川敬三率いる新政府軍を圧倒しました。
大鳥率いる旧幕府陸軍はおよそ2000人。フランスの軍事顧問団の訓練を受け、装備も洋式化されています。
一方、水戸藩出身の香川率いる新政府東山道軍の兵は、宇都宮藩、彦根藩、烏山藩などの寄せ集めで、わずか600人。
歴戦の薩摩藩兵のような、統率のとれた戦いはできず、数と練度で勝る旧幕府軍に敗北しました。
現在、東山道先鋒総督参謀・伊地知正治率いる薩摩藩兵が援軍として向かっているという情報もあり、下野国では今後も旧幕府軍と新政府軍の間で戦闘が発生するとみられます。