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慶応4年7月16日 陸奥三春藩 新政府側へ寝返る

きょうは慶応4(1868)年7月16日です。きょう、奥羽越列藩同盟に参加している陸奥三春藩が、新政府側に寝返りました。

奥羽越列藩同盟の陸奥三春藩は、会津・仙台などの藩兵と、新政府軍に占拠された棚倉城を奪取するため、進軍していました。ところが、その途中、三春藩の兵は急に友軍に攻撃をしかけ、新政府側につきました。

三春藩はもともと勤王の傾向が強い藩でしたが、仙台藩から同盟加入を迫られ、やむをえず列藩同盟に参加していました。
列藩同盟からは、これまで秋田・久保田藩や新庄藩が離脱し、新政府側についています。

いっぽうで、新政府軍と戦闘状態に入った庄内藩兵は、今月14日、新庄藩の新庄城を攻め落としました。庄内藩兵は東北最強と言われています。
特に青地に北斗七星を描いた軍旗を掲げる二番大隊は、各地で新政府軍を圧倒していました。

隊長は〝鬼玄蕃〟こと、酒井玄蕃で、奥羽鎮撫総督府の拠点秋田・久保田城へ迫ろうとしています。