新型コロナ 県内で新たに感染30人・死亡1人 鹿児島市内でクラスターも

鹿児島県内では16日、新型コロナウイルスの新たな感染者30人と、1人の死亡が発表されました。また、鹿児島市は、屋内イベントでの新たなクラスターを発表しました。

新たなクラスターは今月上旬に鹿児島市内で開かれた屋内イベントで、参加した10代から20代の男女10人の感染が確認されています。参加者名簿があり、接触者を把握できているとして、鹿児島市はイベントの具体的な内容を公表していません。

マスクは着けていたものの、屋内で換気が不十分だったということで、市は、飛まつより小さい微粒子いわゆる「マイクロ飛まつ」による感染の可能性が高いとみています。

県内で16日に発表された感染者は鹿児島市が12人、霧島市と姶良市が5人ずつ、瀬戸内町が4人、鹿屋市と奄美市が2人ずつのあわせて30人です。

感染者の累計は8959人、16日は新たに1人の死亡も発表され、死者は累計で60人となりました。15日時点で療養者は389人、自宅待機は42人で、このうち重症は6人、酸素投与が必要な中等症は43人です。

県内の警戒基準は、「ステージ4」が続いています。15日時点で病床使用率が28.1%、人口10万人あたりの療養者数は26.9人となっています。また、人口10万人あたりの新規感染者数が17.36人で、全ての指標がステージ3水準以下となっています。