高校生の感性を30秒動画に 高校生動画コンテスト「MBC高校生クリエイターズアワード」初開催
高校生が制作した動画のコンテスト、シナプスプレゼンツ「MBC高校生クリエイターズアワード」が鹿児島市で初開催されました。個性豊かな作品が集う中、グランプリに輝いたのは一体どんな作品でしょうか。
「MBC高校生クリエイターズアワード」は、鹿児島の若い世代の創作活動を応援しようと、今年初めて開かれました。参加対象は、県内に住む高校生。個人、団体問わず自由なテーマで30秒の動画を制作するもので、48作品が寄せられました。
よかど鹿児島のプロジェクションマッピングなどを手がける県出身のクリエイティブディレクター伊原亮さんら4人の審査員が、発想力、撮影・編集技術、メッセージ性などを審査しました。
準グランプリ2作品のうちのひとつは、加治木高校写真部の作品。部活に打ち込む生徒と、その姿を記録する写真部員たちの、青春あふれる30秒間です。
(加治木高校2年 小浜春人さん)「皆の力を合わせて作った作品なので、努力が報われてうれしかった」
準グランプリ2作品目は、鹿児島情報高校3年・小湊定宗さんの作品。夏はかき氷を求めて多くの人が行列を作る、鹿児島市の氷店「柳川氷室」の冬の仕事風景を、ドキュメンタリー風に撮影しました。
(鹿児島情報高校3年 小湊定宗さん)「氷と言えば夏というイメージがあるが、あえて冬にすることで、冬も裏方で頑張っている姿を見てもらえればと思った」
グランプリに輝いたのは、出水高校2年の島本葵さん。スマホで見るだけでなく、実際にその場所に行って感じることの大切さをイラストと実写で表現しました。
(出水高校2年 島本葵さん)「ほかの人は映像技術を持っているが、私は無いので、絵で戦うしかないなと。鹿児島の良さも入れて、面白く何度も見せられたらいいなと描いた」
島本さんは、視聴者からの投票で選ばれる「県民賞」もW受賞しました。
受賞作品を含むノミネート作品6つは、今月28日からMBCテレビで番組の合間に放送される予定です。また、二次審査を通過した20作品は「MBC高校生クリエイターズアワード」のホームページで見ることができます。