平成と鹿児島~人口減少の衝撃~

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来年4月に天皇陛下が退位されるのにともなって、およそ30年続いた「平成」の時代が終わることになる。「平成」の30年では、冷戦の終結、バブルの崩壊、55年体制の終焉など、それまでの戦後社会からの転換点となる様々な出来事があったが、中でも大きなものが「人口減少時代」への突入だ。

近代国家としての歩みを始めた150年前の明治維新以降、日本の人口は一貫して増え続け、社会も人口の増加・拡大を前提としたシステムを作り上げてきた。しかし、平成16年をピークに人口は減少に転じ、今後、かつてないペースで減っていく見通しだ。鹿児島でも事態は深刻で、全国に先駆けて少子高齢化、人口減少が進んでいる。この平成の30年で無人になった集落や島もある。こうした事態に直面した元住民は、当時、何を考えたのか?そしてその後、平成の時代をどのように歩んできたのか?

「ニューズナウ」で放送しているシリーズ「平成と鹿児島」をもとに、鹿児島の30年の出来事を紐解きながら、「平成」という時代について考える。

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