雨の形
「お天気防災スイッチ」と題して、気象や防災にまつわるあれこれをお伝えします。気象や防災に関して皆さんの暮らしのお役に立てればと思います。
今日は「雨の形」のお話です。
こちら、3つのイラストのうち、実際に降る雨粒の形に一番近いものはどれでしょうか。
正解は、こちら「お饅頭のような形」
「雨水の小さな粒である粒」は、霧雨のような小さな雨粒ではまん丸に近いのですが、大きい雨粒ほど、落ちてくるときの空気抵抗によって、下が平らなお饅頭のような形になっていきます。
そして、大きく成長しすぎた雨粒は、抵抗に耐えられずに、小さな雨粒や小さなしぶきに別れてしまいます。
6ミリ以上の雨粒はほとんどないといわれています。
水しぶきで見通しが真っ白になるような豪雨になることがあります。
長野県に「白い雨が降ると蛇抜けがおこる」という言い伝えがあります。
「蛇抜け」というのは「土石流」の意味。あたりが白くけぶるような豪雨の際に土石流が発生するという意味です。
「白い雨」の際には周りの様子に十分注意しておきましょう。