【8・6豪雨災害体験談】避難者であふれた天文館の林田ホテル ろうそくの灯りの中もらったおにぎりとお茶(2023年8月1日放送)
8・6豪雨災害から今年で30年です。視聴者の皆さんから募集した体験談や写真、映像をご紹介します。
今回は天文館での体験談。鹿児島市の女性から、「避難者であふれた天文館の林田ホテル」です。
「当時、私は山形屋に仕事で出かけていました。午後3時か4時くらいからすごい雨になり、電話で迎えをお願いしたら、駐車場が水没して迎えに来られないとのこと。
当時、近くにあった林田ホテルまで歩いて行くと、ひざ下まで増水し、帰れる状態ではなくなりました。
天文館の電車通りは川のような濁流となり、いつおさまるか分からず、心配で心配で、ホテルは人があふれるばかりでした。
ホテルは停電し、ろうそくがあちこち置かれ、こんな非常事態なのに、ホテルはおにぎりやお茶、毛布などを提供してくださって本当にありがたかったです。
何時間か経つと水が引き始め、泥のたまった道を歩きました。流れてきたごみや木々がたまり、電車や車がクラクションを鳴らし、あちこちにとまっていました。」