横浜出身の52歳。
慶応大学卒業後、時事通信社に入社。
初めての支局勤務が鹿児島で平成7年から4年間を過ごす。
鹿児島の地で魅力的な企業と人に触発され、経済部を志願。
座右の書はウォルター・リップマンの「世論」(岩波文庫)。
記者の使命を「見張り人」と喝破したリップマンの至言に従い、経済・金融の「発火点」を見張り続けて四半世紀、去年、鹿児島支局長として着任。
大阪商工会議所初代会頭の「五代友厚」にサッポロビールの前身を立ち上げた「村橋久成」。
近代日本を拓いた薩摩の偉人のストーリーを好んで読む。
シリコンバレーの特派員時代には「長澤鼎」が晩年を過ごしたカリフォルニア州サンタローザのワイナリーを訪問、レポートを書き上げたのも「何かのご縁」と話す。
妻と大学生の長男を横浜に残して単身赴任。
丸の内OLだった妻がさつま町(旧宮之城町)出身も「何かのご縁」。
週末はさつま町に出向いて、ソラマメにスナップエンドウ、タマネギなど多彩な野菜を育てている半町歩はある義父母の家庭菜園の草取りに汗を流しては、湯田温泉で癒やされる。
「むこどん、きばいもんそ!」… 夜半、目を覚ますこともしばしば。