鹿児島の魅力をPRする「かごしま親善大使」。その18代の2人が決まった。鹿児島市在住で社会人の上田尚佳(うえだ なおか)さん(27)と、鹿児島市出身で大学2年生の小田原千裕(おだはら ちひろ)さん(20)。
上田さんは、南九州市知覧の出身。高知の大学を卒業後、故郷に帰ってきた。
これまで広報やマーケティングの仕事に携わってきた。鹿児島の魅力は「食材が豊富で、料理がおいしい」。そして「歴史があるところ。明治維新は、鹿児島から始まったことを伝えたい」と、親善大使としての抱負も語る。学生の頃、整骨院で補助のアルバイトをしていた経験がある。「マッサージが得意なんです」と、意外な一面を持つ。アロマにも詳しいそう。
もうひとりの親善大使、小田原さん。鹿児島市出身の大学2年生。小学生の頃から書道を習っていて、師範の「ふたつぐらい手前」までいった腕前。「鹿児島の魅力はもちろん、その魅力を支えいている人たちの思いも伝えたい」と、はつらつと話す。将来はアナウンサーになりたいという夢がある。「自分の言葉で、大好きな鹿児島のことを表現できるのを幸せに思います」。特技は?と聞くと、「骨付きの鶏肉をきれいに食べること」と、これまた意外な答えが返ってきた。
11月2日、「おはら祭(夜まつり)」で、任命された。これから2年間、県内外のイベントなどに参加し、鹿児島の魅力を発信する。二人の笑顔が、鹿児島と多くの人々をつなぐ「架け橋」になる。