大山さんは、初めての国際大会となる「U20世界陸上女子1万メートル競歩」で銀メダルとなったほか、U20選抜競歩では高校生、大学生を押さえて圧勝した。もともとは中長距離選手だったが、けがをきっかけに競歩に転向し、わずか1年で注目される選手となった。
このほど、鹿児島ロータリークラブからその功績を称えられ、「青少年功績賞」を受賞した。授賞式では、鹿児島ロータリークラブの中野寿康会長が「けがを乗り越え、目指すものを変えて、諦めずにチャレンジをすることに感動します。大山さんが活躍することで、鹿児島の人も全国の人も競歩に注目します。ロータリークラブ全員で応援しています」と激励しました。
大山さんは、「これからの大会に向けて21分台を目指して、インターハイや鹿児島国体で入賞することと、これからも競歩のよさを伝えられる選手になりたいです」と力強く答えた。
また髙山克司監督は、「出会った競歩をこれからも頑張って、応援される選手になってほしい。世界に先に行ったが、高校生の祭典である来年のインターハイで優勝を達成してほしい」と期待を寄せた。
※過去の受賞者には、アテネオリンピック金メダリストの柴田亜衣さん、プロゴルファーの横峯さくらさん、勝みなみさんがいる。
また昨年は元阪神タイガースの横田慎太郎さんが受賞している。