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インフルエンザ4週連続全国最多 新型コロナも全国2番目の多さで病床使用率フェーズ引き上げ

鹿児島県内で感染症の感染拡大が止まりません。1週間の報告数はインフルエンザが4週連続で全国最多となり、新型コロナも全国で2番目に多くなっています。

県によりますと、今月9日までの1週間に、県内91の医療機関から寄せられたインフルエンザの報告数は、1医療機関あたり27.31人で9週続けて増加しました。また、4週連続で全国最多で、2位・長崎の9.13人のおよそ3倍と全国でも突出して多く、県内全域に流行発生注意報が出されています。

保健所別では、伊集院56.60人、川薩54.57人、鹿屋38.50人などとなっていて、流行発生警報の目安となる30人を超えています。
今月9日までの1週間で学級閉鎖は小・中・高校で合わせて36校、学年閉鎖は6校となっています。

新型コロナの1医療機関あたりの報告数は17.18人で、前の週より3.7人人多くなっています。沖縄に次いで全国で2番目に多い状況が続いています。

12日時点で、医療機関に入院中は401人、宿泊施設で療養中は8人、重症者は3人です。病床使用率は29.8%で、ことし2月28日以来のフェーズ3に引き上げられました。

子どもを中心に感染するいわゆる夏風邪の一種、「ヘルパンギーナ」の報告数は1医療機関あたり10.85人で2週続けて減少しましたが、流行発生警報は継続しています。手指消毒やこまめな手洗いなどを心掛けてください。

また、「サル痘」から改称されたウイルスによる感染症・エムポックスの感染者が県内で初めて確認されました。

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