高齢者を対象にした新型コロナのワクチン接種は、鹿児島市ではこれまで高齢者施設などで行われていましたが、26日から医療機関や集団接種会場などで本格的に始まりました。
鹿児島市では26日から194の医療機関で75歳以上の高齢者へのワクチン接種が開始。その一つ、鹿児島市紫原の耳鼻咽喉科でも予約していた高齢者が接種を受けました。
(ませだ耳鼻咽喉科 間世田佳子院長)「いよいよ始まったなという思い。まずは安全に、アナフィラキシーなどの事故がないように、もし(異変が)起こった場合は速やかに対応できるようにしたい」
一方、鹿児島市鴨池の中央保健センターでは、午後2時半から集団接種がスタート。初日は午後7時までに予約していた108人の接種が予定されています。
(接種をうけた人)「私はかかりつけ医がいなかったから、こちらで受けることにした。」
(接種をうけた人)「予約は娘たちが取ってくれた。安心します。あともう一回(接種)すればどこか出かけたいと思う」
集団接種会場では今後3週間、1日108人ペースで接種が行われ、65歳以上の接種が始まる見込みの来月16日からは、倍の1日216人に増やす予定です。
(鹿児島市感染対策課 土屋幹雄課長)「予約状況はこれから3週間は一杯だが、その先はまだ空きもあるので、まだ接種する医療機関がない方は、集団接種会場に予約して頂いて順調に受けて頂きたい」
鹿児島市で本格的に始まった高齢者へのワクチン接種。そのほかの年代への接種時期は、高齢者への接種状況やワクチンの供給状況を見て判断するとしています。