鹿児島県は、阿久根市の飲食店で県内37例目となる新たなクラスターが発生したと発表しました。
県は24日、阿久根市の飲食店で新たなクラスターが発生したと発表しました。これまでに感染が確認されたのは、店舗関係者1人、その親族・知人など5人、利用客6人、その親族・知人など6人の10歳未満から90歳以上の男女合わせて18人に上っています。
クラスターが発生した店では酒が提供され、カラオケも利用できましたが、客のマスク着用が不十分だったとしています。県は店が利用客の名簿を作成していたことなどから、店名は非公表としています。
県内では24日、鹿児島市7人、出水市3人、日置市と志布志市で2人ずつ、姶良市、いちき串木野市、薩摩川内市、鹿屋市、南種子町で1人ずつの合わせて19人の感染が発表されました。県内の感染者20人を下回ったのは、4月28日以来、およそ1か月ぶりです。
また、県は80代の感染者の男性が死亡したと発表しました。死因は新型コロナ感染症ではないとしています。県内の関連死を含む死者の発表は3月21日以来およそ2か月ぶりで、累計で29人となりました。
県内の感染者は累計で3150人となりました。23日時点の療養者数は369人で、このうち重症が3人、酸素投与が必要な中等症は62人となっています。