鹿児島市は5月1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに31人確認されたと発表しました。鹿児島市の1日の感染者としてはこれまでで最多です。また、市内の接待を伴う飲食店で県内30例目の新たな感染者集団=クラスターが発生したと発表しました。
鹿児島市では5月1日、新たに10代から60代までの男女31人の感染を発表しました。鹿児島市の1日の感染者としては去年7月4日の22人を上回り、これまでで最多です。
県内の累計感染者は午後4時の時点で2154人となっています。
また、市は、市内の接待を伴う飲食店でクラスターが発生したと発表しました。5月1日までに勤務していた男女8人の感染が確認されていて、8人はいずれも軽症または無症状です。
店が来店客の名簿を作るなどしていたことから、市は「接触者が確認できている」として店名などは公表していません。店では、接客時にマスクを着用するなどの対策は取られていたものの、休憩時にマスクを外してしゃべっていたケースがあったということです。
また、先月16日から20日にかけて3人の従業員に症状が出て店を休んだものの、医療機関を受診しないまま、体調が回復した後は出勤していて、市はこれらの要因が感染拡大に影響したと見ています。
このほかの従業員についてはPCR検査を終えていますが、市は、来店客の名簿などをもとにさらに感染者はいないか調べています。