十島村で27日から16歳以上の住民を対象にした鹿児島県内で初めての新型コロナワクチンの一般接種がはじまりました。
26日夜11時ごろ、鹿児島市の鹿児島本港からフェリーとしま2が出港。最初に訪れた悪石島では、住民49人全員が接種を受けました。
県内では現在、医療従事者と65歳以上の高齢者を対象にした優先接種が並行して進められていますが、国は総人口が1000人未満の離島での接種については、接種順位に関わらず接種ができるとしていて、十島村では県内では初めてとなる希望者全員への一般接種が始まりました。
十島村の7つの有人島には医師が常駐していないため、「フェリーとしま2」に超低温冷凍庫と医師をのせて島々を巡り、27日と28日の2日間で住民415人に接種する計画です。
27日は4つの島で258人に接種し、口之島で60代の女性に軽いじんましんが見られたものの、重いアレルギー反応を訴えた人はいなかったということです。
28日は平島、小宝島、宝島の3島で接種が行われる予定です。