感染拡大が加速している新型コロナ。感染症が専門の鹿児島大学大学院・西順一郎教授は「第8波の真っただ中にある」として、改めて基本的な対策の徹底などを呼びかけています。
(西教授)「完全に第8波のまっただ中にいると思う。行動制限もなく、人の動きを活発にしているので、増加するのは当然。オミクロン株対応のワクチンや子どもたちの接種率が今一つ伸びないことも背景にあると思う。
寒くなると湿度がだんだん下がってきて、30%を切るとインフルエンザやコロナのような近い距離で空気感染をする呼吸器感染症は急激に増えてくる」
寒い時期ですが、西教授は換気やマスク着用などの基本的な対策や、ワクチン接種が重要と話します。
(西教授)「去年のことを考えると、成人式の後、1月中旬あたりをピークに次第に下がっていく。
オミクロン株対応ワクチンを1回接種することが最も重要だと思う。
あまり過剰に恐れる感染症ではないが、人が密集するところでは換気やマスクの着用は基本的なこと」