新型コロナワクチンに関する疑問についてお答えするシリーズ「ワクチンQ&A」。3回目は、なぜワクチン接種を2回行う必要があるのか、そして、元患者の接種についてワクチン開発に携わった鹿児島県いちき串木野市出身の医師でアメリカ・スタンフォード大学の西村俊彦さんに聞きました。
国内では新型コロナのワクチンを、1回目の接種の3週間後に2回目の接種を受けることになっています。なぜ2回接種するのでしょうか。
(西村俊彦医師)「2回接種したほうが免疫がものすごくよくつくからです。(1回目の接種で)あっという間に抗体は上がります。ところが、2週間目や3週間目でまた下がる。下がった3週間目でもう1回打つと、本当に大きく(抗体が)増えていく。(2回接種することで抗体の)数も増えるし、力も強くなる。よって複数回打ったほうがいい。」
その上で、西村医師は、新型コロナに感染したことがある元患者にもワクチン接種は有効だと話します。
(西村俊彦医師)「打たなくていいかもしれないが、免疫を持っているから。あと1回打つと持っていた免疫機能がコロナに対して非常に継続して強くなる」