“第7波”ともいわれる今回の新型コロナの感染拡大では、若い世代の感染が多く、教育の現場にも影響が広がっています。鹿児島県内で学級閉鎖などの措置が取られている学校は、この1週間で倍増し、今月13日時点で42校に上っていることが分かりました。
県内では先月29日以降、1日あたりの感染者数が前の週の同じ曜日を上回る感染拡大の状況が続いています。先月29日以降の感染者を年代別にみると、10歳未満と10代が半数近くを占めていて、その親世代を含む40代までが全体の8割以上を占めています。
県によりますと、若い世代の感染拡大に伴って県内の公立の小中学校、高校、特別支援学校で臨時休業などの措置を取っている学校が増えていて、今月13日時点で42校に上っています。
42校の内訳は、学級閉鎖が37校、学年閉鎖が5校で、学校全体の閉鎖はないということです。臨時休業の数は6月1日時点で8校、1週間前の7月6日時点で18校で、この1か月半で5倍以上、1週間で倍以上に増えています。
国の分科会では14日、第7波の対策として緊急提言がまとめられました。
提言では、学校や高齢者施設などで「特にエアコン使用で換気が不十分になる夏場の換気の重要性が再認識されてきている」として、外気の入口と出口を確保し、換気扇や扇風機で排気し空気の流れを作るといった効率的な換気のポイントが示されています。