鹿児島市は市内の医療機関で温度管理が不適切な状態の新型コロナワクチンが17人に接種されていたと発表しました。
鹿児島市によりますと、13日鹿児島市内の医療機関で17人がモデルナ社製のワクチンの接種を受けましたが、接種されたワクチンは、常温で24時間以上置かれ、温度管理の基準を満たさない状態でした。
今月8日に職員がほかの医療機器を使用する際に、誤ってワクチン用の冷蔵庫のコンセントを抜いたのが原因で、翌日9日には別の40人に接種しましたがコンセントが抜けてから24時間以内だったため問題はないということです。
接種を受けた17人にこれまで体調不良はみられないということで、市はしばらく健康観察をした上で抗体検査をして、ワクチンの有効性を確認する方針です。
市は医療機関に文書などで指導したということで、「注意喚起し再発防止に努める」としています。