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ディスカバー鹿児島“再開” 観光関係者は「期待」 専門家は「対策を」

新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業界を支援しようと、鹿児島県が始めた宿泊費助成キャンペーン「ディスカバー鹿児島」、感染拡大を受けて利用自粛要請が続いていましたが、26日からキャンペーンが“再開”されました。観光関係者から期待の声が聞かれる一方、感染症の専門家は「旅行前に対策を立てることが必要」と話します。

「ディスカバー鹿児島キャンペーン」は、県内の宿泊施設で利用できる1人1万円の宿泊券を、県民4万人限定で無料で発行するものです。このうち2万人が対象の第1弾は6月20日から始まりましたが、県内での感染拡大を受けて7月8日以降、自粛要請が続いてきました。

しかし県が25日、独自の警戒基準を公表。現在は「感染者急増」のステージ3以上の状況にあたらないことから、要請期間を1週間短縮して26日からキャンペーンが”再開”されることになりました。

26日は、第2弾の2万人分の宿泊券も郵送とメールで発送されました。利用期間は第1弾が9月15日まで、第2弾が28日から10月18日までとなっています。

一方、感染症の専門家は旅行をする場合、食事をどうするかなど、あらかじめ対策を考えておくことが大切と話します。

(日本感染症学会 久保園高明医師)「一番気を付けないといけないのは食事。食事ではマスクは外す。あまり話すのはやめようとあらかじめ考えて、食事の計画を立てることが大切。健康管理、例えば体温計を持って行くことなどを事前に考える必要がある」

そしてここ数日は先週と比べて感染状況はやや落ち着いているものの、引き続き注意が必要と話します。

(久保園医師)「お盆休みが終わって間もないので、(感染者が)今減っていても、もう少し注意深く動向を見守る必要がある。リスクがゼロではない中で生活していく、旅行していくことを続けていかないといけない」

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