鹿児島県が19日に新型コロナの警戒基準のレベルを1から2に引き上げたことを受け、鹿児島市は20日に対策本部会議を開き、ワクチンの3回目接種を前倒しして進めることを確認しました。
鹿児島市の対策本部会議には下鶴市長や幹部職員、およそ30人が出席しました。鹿児島市では、直近1週間の感染者数が467人と前の週の5倍以上となるなど感染が急拡大していて、下鶴市長は対策の強化を訴えました。
(下鶴隆央市長)「第6波に突入しており、今後さらに感染が拡大するおそれがあるため警戒を強化し、対策を徹底することが必要」
鹿児島市はワクチンの3回目接種について、施設などに入所していない一般高齢者は来月1日から、18歳から64歳の人は3月以降始める予定ですが、3月1日からは接種間隔を一般高齢者は6か月、18歳から64歳の人は7か月に前倒しすることを確認しました。
また、県が19日に警戒基準をレベル2に引き上げ、21日から市内の飲食店に営業時間の短縮要請が出されることから、影響を受ける事業者への独自の支援策を検討しているということです。