鹿児島市で新型コロナウイルスの感染者が新たに2人確認され、鹿児島県内の感染者の累計は172人となりました。新たな感染者には80代の女性も含まれていて、鹿児島市は重症化しやすい高齢者の感染が増えているとして、対策の徹底を呼びかけています。
県内で新たに感染が確認されたのは、いずれも鹿児島市に住む80代の女性と20代の男性の合わせて2人です。これで県内の感染者は累計で172人となりました。
鹿児島市によりますと、このうち80代の女性は発熱の症状があり、20代の男性は発熱やせきなどのほかに味覚障害もみられますが、いずれも軽症だということです。
感染経路は調査中ですが、2人ともこれまでに感染が確認された人たちとの接触者で、鹿児島市はショーパブで発生した感染者集団=クラスターとの関連はないとみています。
鹿児島市は、重症化しやすい高齢者の感染が増え、高齢者同士で感染するケースもみられるとして、いわゆる3密を避けるなど、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。