鹿児島県は19日、新型コロナウイルス関連の観光支援策を実施する条件を大幅に緩和すると発表しました。
鹿児島県は、県民1人に最大1万円分の宿泊券を発行するなど、観光支援の3事業の実施にあたり、感染状況の数値基準を打ち出していました。
今月12日に鹿児島市で確認された感染者の感染経路が分かっていない中、県は19日、事業実施の可否について、警戒する目安を直近1週間の新規感染者数は2人から6人に、感染経路不明者数は1人から3人に、PCR検査の陽性率は3.5%から5%に緩和しました。そしてすべての基準に達した場合、専門家の意見も踏まえ、総合的に判断するとしました。
県は見直しの理由について、医療体制が整備されたことなどを挙げ、「新たな感染者が確認されたことは影響していない」としています。