鹿児島県内では8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに6人発表されました。県内は警戒基準「ステージ3」が続いていますが、警戒基準を判断する7つの指標全てがおよそ1か月半ぶりに「ステージ2」の範囲内となりました。
県内で新たに感染が確認されたのは、鹿児島市の30代から60代の男女4人、鹿屋市の80代女性、姶良市の60代男性のあわせて6人です。このうち鹿屋市の80代女性は、鹿屋市の医療機関で発生した感染者集団=クラスター関連でした。
県内の感染者は7日連続1ケタ台で、累計1665人になりました。7日時点で医療機関などでの療養者は96人で、うち3人が重症、酸素投与が必要な中等症は16人です。
警戒基準について、県は「ステージ3」を継続していますが、警戒基準の指標のうち、医療機関のベッド使用状況を示す最大病床使用率は6日までは20%台が続いていましたが、7日時点で19.6%となりました。病床使用率が20%を切り、ステージ2の範囲内となったのは、先月2日以来、36日ぶりです。
また、これにより、7つの指標すべてがステージ2の範囲内になりましたが、これは去年12月25日以来、45日ぶりです。
ただ県は、「警戒基準ステージ2への引き下げについては、専門家の意見を聞きながら医療機関の負担感などを踏まえて総合的に判断していく」とコメントしています。